皆さんこんにちは!現在カナダの高校に留学中のサキです。私は留学して3年目になりますが、日本の高校との違いに多く気づきました。今回は、カナダと日本の高校の違いについてお話しします。
カナダの公立高校には「レベル」が存在しない
日本では高校受験がありますが、カナダでは高校に入るための入試はありません。カナダでは、幼稚園から高校卒業までの教育が義務化されており、多くの州では授業料が無料です。公立高校は、日本でいう「公立中学」のような感覚で、学校間のレベル差はほとんどありません。学生の学力はさまざまですが、学校ごとに大きな差はあまりありません。
授業スタイルの違い
日本では、受け身の授業が多いですが、カナダではそうではありません。カナダの授業は、グループディスカッションやプレゼンテーションなど、学生が積極的に意見を述べる機会が多くあります。私の経験では、授業によりますが、クラスの中で最低1~2回のプレゼンテーションを行うことが一般的です。私の場合、留学2年目に受講していた起業家精神のクラスでは、毎週プレゼンテーションを行っていました。
さらに驚いたことに、カナダでは先生が授業中にバナナやサンドイッチを食べていることがあります。日本では考えられないことなので、留学当初は驚きましたが、クラスによっては飲食が許可されているため、私も空腹の時はガムやクッキーを食べながら授業を受けることがあります。
また、去年までは授業中にスマホを使うことも許可されていましたが、今年からブリティッシュコロンビア州のすべての学校で授業中の携帯電話使用が原則禁止となりました。当初はスマホが使えなくなって困るかと思いましたが、実際にはスマホがないことで生徒の集中力が向上したと感じています。
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必修と選択科目の単位制
カナダの高校では、好きな授業を自分で選ぶことができます。必修科目もありますが、基本的には自分の興味に応じた科目を選択することが可能です。私はビジネスに興味があるため、会計や起業家精神などのクラスを選択していました。生徒たちは豊富な選択科目の中から、自分が学びたい分野を自由に追求することができます。
校則や服装の違い
日本の高校では制服が一般的ですが、カナダの公立高校では私服が基本です。また、髪を染めたり、ピアスを開けたりすることも許されています。鼻にピアスをつけている生徒も多く見かけます。
服装についても、日本より自由で、気にしていない生徒が多い印象です。シンプルなパーカーやレギンスなど、カジュアルな服装の生徒が多いです。
部活動の違い
カナダの学校では、日本ほど部活動がストイックではありません。私の学校では、運動部は週に2回程度の練習があり、入部にはトライアウト(選考)が必要です。部活動の難易度は学校やクラブによって異なりますが、バスケットボール部は男女に人気があり、経験者が多く、未経験者が入部するのは難しいこともあります。
また、シーズンごとに部活があり、日本のように3年間同じ部活を続けるということはありません。たとえば、秋はサッカー 冬はバスケなどです。
以上が、カナダと日本の高校の違いについて私が感じたことです。どちらの教育スタイルにもそれぞれの魅力があり、異なる環境で学ぶことで新しい発見や成長ができると感じています。
今後も、カナダでの留学生活を通して気づいたことを皆さんにシェアしていきたいと思いますので、ぜひ引き続きブログを読んでいただければ嬉しいです!